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2017.6.19

年齢、経験値で別けないって楽しい。子ども将棋大会の素敵な仕組み。

第8回子ども将棋大会に初参加した。

初心者も経験者も皆楽しめる素敵設計だったのでメモ。8回目となるとかなり練られつつシンプルになっているんだなあと。

午前中は自由対局による予選会、約1時間半。午後は決勝。
総勢60人くらいの参加かな。

対局には年齢別はなく小学一年生の子が六年生とあたったりと関係なし。
プロ騎士さんによると将棋は年齢に差がなく小さい子でも大人を負かすことができる。
逆に経験者は油断してはだめ。将棋は悪手の隙をついて勝つゲーム。

決勝に残るためには、とにかく勝った数が多ければ良し。
負け数が多くても勝った数を評価される。

なので約1時間半の間にできるだけ試合数をこなす。とにかくスピードが早い。長考する暇がない。この時間で13局ぐらいこなしてる子もいたなあ。一局平均7分。早い。

相手は運営の方が、対局カードを見て空いている人をランダムにマッチングするので、絶対勝てないなあって思ったらすぐに負けに行くってのも戦略だなあと。運良く次は勝てる相手と組めるか賭けにでる。

などなど。
とにかくいろんな年齢、経験値の子と対局できる。

うちの息子は小学四年生で初心者。小学一年生の子にボコボコに負けて最後アドバイスをいただいてた。
この感じ小学生の倶楽部とか、あまりスポーツ、他のゲームで見ないなあと。

そして決勝には勝ちポイントが多い上位8名が優勝をかけてトーナメント戦に挑む。

まあここに残るのはかなりの経験者になる。

予選敗退した子たちは、引き続き自由対局に参加して予選で当たってない子と対局したり、決勝を見て学んだりと予選敗退しても楽しめ、学びもある。

年齢、経験値とは関係なしに参加できるので自分のレベルを知ることができる。そして年上の子ともコミュニケーションが取れつつ、さらにその子に頑張れば勝てるかもしれないというイメージを持たせモチベーションアップ。

午前10時から15時までの約5時間あっという間。この長時間、普通だったら子どもの集中力切れて、最後グダグダになる。素敵設計な子ども将棋大会でした。また参加したい。参加費無料だったけど、ちょっとぐらい取ってもいい感じ。

主催:ねこまど こども将棋教室世田谷区上町児童館

write by アートディレクター 木村陽一

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